MIL-DTL-5541 TypeⅡとは、6価クロムフリーの化学皮膜処理のことです。
弊社は、MIL-DTL-5541 TypeⅡの国内唯一のNadcap認証企業です。
化学皮膜処理とは
化学皮膜処理とは、アルミニウムの表面処理のことです。
化学皮膜処理の専用処理液に浸漬することで、クロムを含んだ酸化皮膜を析出することができます。
主な目的は、耐食性と塗装密着性を向上させることになります。
「処理液に浸漬するだけ」という非常にシンプルな表面処理ですが、濃度・温度・時間・前処理など様々なファクターにより耐食性に変化が生じるため、厳格な工程管理が重要となります。
6価クロムフリーとは
6価クロムフリーとは、『6価クロム』を含んでいないという意味になります。
6価クロムは優れた耐腐食剤(酸化剤)のため、多くの表面処理薬品に用いられてきましたが、この6価クロムは”発がん性物質”のため、削減が強く求められております。
実績重視の航空宇宙防衛産業では、まだまだ6価クロムの使用が継続されていますが、海外を中心に6価クロムフリー化がトレンドになってきています。
弊社では、国内情報が乏しい中、海外文献ベースで検証を重ね、従来品の6価クロム含有品と同等以上の耐食性を得ることに成功しました。
実績
航空産業向け部品(A2000系、A5000系、A6000系など)に処理実績があります。
タンクサイズは、W550×L800×H650[mm]となります。
6価クロムフリー化学皮膜処理についてお気軽にご相談ください
多摩川パーツマニュファクチャリングでは、6価クロムフリー化学皮膜処理のご相談をお受けしております。
試作等も対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。